医療

心の病は治す事ができる

レディ

早く対策を講じる事が必要

現代は情報化社会です。テレビやパソコンから得られる情報は暮らしを便利で豊かなものにしてくれます。しかし個人にとって全ての情報が価値がある分けではなく、中には不快な映像や音による情報も含まれています。大量の情報の中から無意識の内に有意義と思われる情報だけを選別するという面倒な作業をくり返しています。そして情報化社会は便利である反面、人間関係を複雑化させるというデメリットもあります。この様な生活環境で暮らしていると、気が付かない内に多くのストレスを溜め込んでしまっている可能性があります。更にストレスは生活習慣病をはじめとする様々な病気の原因の1つになっている場合があります。そしてストレスを溜めている人の中には睡眠障害を患う人も多いです。質の良い眠りは深い眠りのレム睡眠と浅い眠りのノンレム睡眠を一定の間隔で交互にくり返します。しかしストレスが自律神経を乱れさせていると、浅い眠りのまま時間が経過し、何度も目が覚めて熟睡できない状態が続きます。この様な不眠症の症状を放置していると、うつ病等の精神疾患となる可能性があります。うつ病になると、絶望的な感情を持つ様になります。何事にも興味を示さなくなり、積極的な行動ができなくなります。この様な過剰なストレスが引き金となって発症するのが大うつ病性障害です。そして躁の状態と、抑うつ状態の両方を合わせ持つのが双極性障害です。うつ病の多くはこの2つに分けられますが、更に個々の症状に応じたきめ細かい治療方法が必要になります。そしてうつ状態とは基本的にセロトニンとノルアドレナリンが不足した状態と考えられています。これ等が不足するのは、細胞の先端にある受け手となるシナプスが機能せず、送り手のシナプスに神経伝達物質が再び取り込まれてしまうからです。抗うつ薬を投与する事で取り込みを阻害させれば、受け手のシナプスの機能が回復してきます。正常な状態となれば、セロトニンとノルアドレナリンの数が増えてきます。機能回復までには2週間から4週間は必要です。そして精神科では必要に応じて各種心理療法が受けられます。中でも認知行動療法は高い治療効果が期待できます。更に臨床心理士によるカウンセリングでは、うつ病の原因となる事柄について触れる事で根本的な解決に繋げる事が期待できます。精神科では、これ等の薬物療法と心理療法を組み合わせてうつ病の治療をしていきます。そしてうつ病の治療には医師や臨床心理士との相性が大きく影響します。うつ病は長い治療期間が必要ですが、回復の見込みが感じられないのなら別の医師に相談してみる事も必要になります。その際には服用していた抵抗うつ剤を自分の判断だけで急に中止せず、副作用のリスクについて医師と相談する事が必要です。うつ病は自分では気が付かない場合があります。早目に治療を開始すれば、それだけ回復までの道のりも短縮されるので、周囲の人達の協力が重要になります。そして最近は心の病への偏見等も減少しているので、精神科の利用がしやすくなっています。精神科には経験豊富な専門医が在籍しているので、まずは相談してみる事が必要です。